
大塚めぐみ (ピアニスト&作曲家)
Megumi Otsuka (Pianist & Composer)
オルガニストのに父の手ほどきで、幼少の頃にピアノと作曲を始める。桐朋学園子供のための音楽教室、JMLセミナー作曲家クラスにて作曲法を学び、入野義郎特別賞、ヨーゼフ•モルナール賞等受賞。15歳で、第2回青少年国際音楽コンクールピアノ部門優勝。デイヴィッド•ハウエル指揮、東京交響楽団と共演。武蔵野音楽大学在学中には、K.カウフマン指揮モーツァルト管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。同大学卒業後、ポーランド政府給費留学生としてワルシャワのショパン音楽大学大学院へ留学。リディア•コズーベックのもとで、ベネデッティ•ミケランジェリ奏法を学ぶ。
その後、ウィーンにて、リート伴奏法をエリック•ヴェルバに、オペラ解釈をハラルド•ゲルツに師事。リオデジャネイロ国際音楽コンクール、最高位グランプリ受賞。ウィーン国際オペラコンクール最優秀伴奏者賞、及びエリック•ヴェルバ特別賞受賞。オペラのコレベティトアとして、フランコ•コレッリ、宮廷歌手ヒルデ•ツァーデック、ワルター•ベリー他、数々の声楽家教授のアシスタントを務める他、欧州各地の歌劇場、音楽祭などで、リッカルド•ムーティ、クラウディオ•アバド、ホルスト•シュタイン、ゲオルグ•ショルティ、サイモン•ラトル等の指揮者のもとで活躍。レナータ•スコット、アクセル•ガル、マックス•エマヌエル•チェンチッチ他、著名な歌手との共演も多い。ピアニスト、作曲家としての活躍が広く、ウィーンの2大ホール、ムジークフェラインとコンツェルトハウス、パリのサル•ガヴォー、フランクフルト、ルクセンブルク、プラハの国立歌劇場等、欧米アジアの著名なホールや劇場でのリサイタル、音楽祭等で招聘されている。
日本では、野村財団奨学生としてヨーロッパでの活動を広げた後、長崎国際音楽祭やラヴェンダー音楽祭の音楽監督を務める他、東京、山形でのマスタークラスの指導、新聞社企画の公演やアウトリーチ事業等、文化事業へ貢献。テイチクミュージックより発売のオリジナルCD、ペットの為のヒーリング音楽は、NHK、TBSほか民放各局で、テレビ番組や映像に起用されている。
ジャズとのクロスオーバーや、ワールドミュージック界でも活躍。ウィーン、ロサンゼルス、ニューヨーク、グアテマラ等、数々のジャズ音楽祭に招聘され、委嘱オリジナルソングのミュージックビデオは、ベストオリジナルミュージック部門で、30数の賞を全世界で受賞。欧米のテレビ、ラジオ放送局で紹介される。多くのアルバムは、ヒーリング音楽として音楽療法にも使われている。
ウィーン国立音楽大学に33年間勤め、その傍ら、イタリア、スペイン、デンマーク、フィンランド、バンコク等の音楽大学からの招聘では、声楽とピアノの歌曲伴奏法、室内楽のマスタークラスを開講。世界各国の後進の指導にあたっている。
2018年ポーランド聖スタニスラフ勲章コマンドール賞受賞。2022年ローマのイタリアと世界のポール•オブ•ザ•イヤーで、初の日本人として文化功労賞の特別部門優勝。
オーストリア現代作曲家連盟会員。